2009年5月18日月曜日

新型インフルエンザで申し入れ

休みあけの今日は、新型インフルエンザでの対応に一日追われました。

昨日心配だった保育所や学童での様子を、市立私立の保育所、学童保護者に電話でたずねてみると主なもので;

保育所では、
  • どうしても預かってほしいという保護者はおらず、保育士さんがクラスの保護者に休所の連絡と様子を電話で聞いているので、まだ混乱はない。しかし、休所が22日金曜日より先に長引けば、どういう状況になるかわからない
  • 今はなんとかなっているという家庭も、実際にはどれだけ大丈夫なのかは個々事情が違うので、なんともいえないところもある
  • 一時保育でどこか預けられるところはないか問い合わせがあった
保育所利用のあるお母さんは、
  • 大阪の友人に娘を一週間預かってもらえるよう頼んだ。もし断られたら、東京の実家に連れて行かなければならないところだったと
学童では、
  • 実家が近い人は連れて帰り、預かってもらっている
  • 子どもだけで留守番させているので、仕事の途中で電話して様子を確認している
それぞれに、おおむね混乱はないようでも、休所が延期されると事態は深刻になるのではないでしょうか。その前に、早い対応が要ります。

夕方、木野下議員と平野氏の3人で対策本部をたずね、市長宛に市会議員団と西宮芦屋地区委員会政策・自治体部長平野貞雄名で申し入れました。市内で発症が確認され、今後も拡大が予想されるなかで、職員の方は対応に追われ、お疲れのようでした。本当にご苦労さまです。

申し入れの内容はつぎのとおりです;

1、市民に対して、新型インフルエンザへの対応、生活用品の備蓄も含めて、適切な情報提供を行い、注意喚起を強化するとともに、マスク、消毒液などを、市民が入手できる対策を講じること
2、患者、家族をはじめ、関係者のプライバシー、人権に配慮するとともに、経済的負担の軽減と、心のケア体制をとること
3、市内の医療施設に対して、発熱外来スペースの拡張や簡易検査キットの供給等、医療体制を強化すること
4、健康相談窓口、発熱相談センターなどの相談窓口の人員増を含む相談体制を強化すること
5、学校や保育所の休校や休園(所)、また介護施設の通所サービスの休止などによって、保護者、介護者が勤務先に休暇を申請した場合には、それを認めるとともに、そのことを理由に不利益な対応をしないよう、企業等に申し入れること
6、保育所、留守家庭児童会等を休所・休会する場合、相談に応じられるよう窓口を設置し、各児童の家庭事情を十分に考慮して必要な対応をすること
7、介護サービスが休止されるおそれのある高齢者に対して、必要な介護サービスを確保する対策を早急にとること
8、福祉施設の事業所が休所・休業によって経営上の影響を受ける場合の支援策を検討すること
9、感染拡大の防止に全力を挙げるとともに、体制づくり等における自治体の財政負担について国・県に強く支援を求めること
以上

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