13日の行財政改革特別委員会の報告を...と思いながらも毎日バタバタとしてたら、すぐ隣の神戸市で新型インフルエンザ感染者確認のニュースに病状とその影響が心配になり、今日17日夜には、芦屋市内在住の高専生1名が確認されたため、市民むけ市長の発言が議会事務局から議員に届けられるなど、今回の事態の広がりに、適切な対応がなされるようにと思いながら、とにかく明日の議員団には情報を集めて...と考えているところです。
まず心配したのは、保育所や学童も休所になり、通う子どもや親はどうしたらいいのかということ。22日まで5日間子どもだけの留守番になっては心配です。保育所の幼い子どもを預けるところがない人で仕事を休めない人は、どうなるのか。保育所に預けている知り合いのお母さんに連絡して状況を聞きました。
「最初の3日間は私が休んで、あと2日は実家の母に頼んだけど、母の体力がもつかどうか...でも預けられない人は大変だと思う」
アルバイトやパートだと休みにくいこともあるでしょう、無認可保育所に急きょ申し込んでいる人が多いと聞くし、ファミリーサポートセンターは受け入れを止めています。明日、市の対応を確認しなくては。
高齢者や障害者の施設も通所サービスが休みとなれば、利用者さんの家庭でも5日間大変になることでしょう。やむを得ないとはいえ、感染者が増えている状況で、この生活がいつまで続くのかと思うとそれぞれの家庭はじめ施設事業者や商売業者など経済への影響も心配です。
この間の行財政改革特別委員会の報告を「芦屋市議団からこんにちは」から紹介します。
待機児童が173人、保育所が足りない!
5月13日、行財政改革特別委員会が開催されました。行政改革の項目にあげられている中でも民生文教関係のテーマに絞っての審査です。
一番の焦点は、保育所の問題です。待機児童の解消ということで浜風(3〜5歳児60人)と山手(0〜5歳児120人)に夢保育園がこの間つくられてきましたが、今年の5月1日現在の待機児童は、なんと173人。4月に64人入所しても5月にまた新たに増えてこの数字です。保育所に入れない子どもたちの数の増え方は急激です。
この不況でさらに収入が減り、夫婦二人とも働かないと家計が厳しく、また片親家庭が増え、子供を預けて働かなければならないなど「いま保育所を必要としている」家庭の深刻さを、増える生活相談のなかで感じます。
保育所の増設待ったなし!であることは間違いないのですが、市には緊迫感は全くなく、空き店舗の活用など何らかの手立てを緊急にとるという話も出てきません。幼稚園児の減少を見込んで、幼稚園を活用しようと考えているのではないかと思われますが、それでは遅すぎます。
まずやるべきは、保育所の増設
私は、「保育所の運営のあり方を検討するという検討委員会が、待機児童解消について重点的に検討するというのなら、まずは保育所の増設をすることが必要である。同時に活用できる施設の検討や定員の空きが出たら待機の緊急度に応じて入所させるなど今できることをすぐにやることが求められているのではないか」と市の対応の遅さを指摘しました。
福祉部長は「何もやっていないわけではない。保育所事業者の公募も考えられる。実は、福祉法人から市内で土地があるか打診もある」と答弁しました。
福祉部長は「何もやっていないわけではない。保育所事業者の公募も考えられる。実は、福祉法人から市内で土地があるか打診もある」と答弁しました。
市内の無認可保育所は9カ所、定員400人ですが、現在何人入所しているのか市は把握していないことも明らかになりました。認可保育所に入れずにやむを得ず利用している人もかなりいることをふまえれば、待機児童は173人どころではありません。今保育所を必要としている保護者や子どもたちのために思い切った対策を早急にとることが強く求められています。
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