2010年6月4日金曜日

学習会「日米安保条約と日本経済」

 午後、山手後援会主催の学習会でした。林 直道大阪市立大学名誉教授の90分授業は勉強になりました。
1、新安保条約はなぜつくられたか
2、なぜ経済協力条項が入っているのか?アメリカの狙い
3、日本、高度経済成長→反共経済援助激増
4、アメリカの衰退、ドル危機、日本大損害
5、日米経済対立激化、日本バッシング始まる
6、日本経済のバブルを促進
7、クリントンの「日米包括経済協議」
8、小泉内閣による対米迎合総仕上げ
9、日本の財界はこんな仕打ちをされてどうおもっているのか?
10、新しい日本経済繁栄の道

 レジメの項目をもてもわかるように多岐にわたる内容と資料、しかもエピソード盛りだくさんの話には一回限りではもったいない。シリーズでゆっくり受けたい授業という内容でした。
「サブプライムローン破綻の金融危機が世界大不況へひろまった現在、日米経済関係はかなり縮小した。日米貿易は、最盛期の49%、日本がアメリカへの奴隷を断ち切る好機到来。東アジア経済共同体を結成すべき」という言葉には希望を感じましたね。
 北朝鮮がせめて来たらどうするとか、やっぱりアメリカに守ってもらわないと困るとか、沖縄の人には申し訳ないけど基地は必要などなど、この間訪問して言われる意見が多いのですが、「そんなことはない。日本が安保はもう要らないといえばなくすことが出来るし、日本がアジアの平和のために友好条約のために率先して動いていけばいい」と話していくことが必要と思いました。
 林先生は80歳を超えていらっしゃいましたが、なんのなんのマイクをもって、90分しゃべりっぱなしでも疲れを感じさせません。お見事!
 今日午前には議員むけの6月議会に出される議案の説明がありました。民主党政権での国の予算補正が地方に及ぶ内容になります。子ども手当の税源を6歳未満や16歳以上19歳未満の子どもがいる家庭にされていた扶養控除廃止でつくるようなやり方では、結局国民は負担増に。福祉センター関係など民生文教委員会にかかる議案がたくさん出ています。明日夕方の説明会に是非お越しください。ご意見をお待ちしています。

 そして、いよいよ一般質問の通告期限14日も迫ってきました。今回も身近で切実な要求実現のためのテーマを選んでいます。毎日の暮らしの中で、頭を切り替えながら仕事、家事、子どもとのつきあいなどやってるつもりですが、議会になると頭がいっぱいで、どれもこれも中途半端に。睡魔に負け、自分に負けそうになりながら今回もやってしまいそう...

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